アクションプランで携帯代金は安くなる?便利になる?乗り換えしやすい?
教えて!コンシェルジュ
アクションプランが進むとどうなるの?
ここでは格安SIM利用者である管理人から見た携帯料金の現状と意見を(あくまでも私見で)述べさせていただきました。
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アクションプラン3つの柱
総務省が発表したのは3つの柱として打ち出した内容
『わかりやすい料金やサービスの実現』
『公正な競争促進』
『乗り換えの円滑化』
1.わかりやすい料金やサービスの実現
確かに現在のプランは複雑です。
基本プランがあって、それだけではぼぼ使えない、他に機能を加えてこそスマホの利用ができるという現状です。
それは、大手キャリアが、いかに安く見せるかが大事なのでそうなったのであって、格安スマホならシンプルなプランがたくさんあります。
基本プランをいくら安く見せても、結局のところ月々が「安い!」と感じる人は少ないでしょう。
料金をわかりにくくしているのは、大手キャリア3社での競争の結果です。
店舗に行って、相談すると、「お客様でしたらこれとこれとこれでこのぐらいになります」と提案され、それを断れば、何かしら(ゲームをバンバンできなくなるとか通話に制限がつくとか)不都合なことがあるので、イエスと言うしかないのです。
複雑だけど、相談できる店員が大勢そこに駐在しているのが大手キャリア。
格安スマホは、ほとんどの場合、人員数が全く違うので、ネット上で完結できる仕組みになっています。
できるだけシンプルな作りにならざるを得ないわけです。
シンプルなプランが良ければ、これだけ格安スマホがあるのだから乗り換えるでしょうし、大手キャリアのプランがシンプルでないから比較できないとか乗り換えできない・・・とは考えにくいですね。
複雑だなと感じつつも面倒なことは考えたくないものです。(実際に、乗り換えに消極的なのは「面倒だから」という理由が多いので、シンプルプランに変わっても面倒なのは変わらないでしょう。)
2.公正な競争促進
なにを持って公正な競争というのか、はっきりしません。
今まで儲かってきた会社にハンディをつけるのですか?一般人が知らないなにかを独占しているのでしょうか?
既にいろいろと差がある事業者間で、独自の努力を続けて現状があるので、そこに政府が関与して公正にするとは、どこまで期待して良いのでしょうか。
3.乗り換えの円滑化
乗り換えの円滑化として、
- 乗り換えは無料に
- eSIM化
- メールアドレス継続
が具体案としてあります。
1.乗り換え時の無料化
よく言われた2年縛り、3年縛りというプランは見直しがあり、現在は違約金が安くなったり、Softbankのように撤廃されたり、しているので、将来無料化は期待できます。
MNP(ナンバーポータビリティ)には、事務手数料が発生するので無料ということにはなりません。
端末のSIMフリー化も、自分で行えば無料ですが、お店に持ち込むと手数料が発生します。
『無料』
という言葉はマジック、手数料が別に必要だったりするかもしれないんですね。手数料が必要となると実質は無料ではなくなるので、どこまでが本当の意味での無料になるのか、注目したいです。
2.SIMカードはeSIMへ
日本で主流なのは、端末にSIMカードを差して利用するスタイルですが、実体としてのSIMではなく、デジタルのeSIMを使っていこうという取り組みです。
2020年発売のiPhone12でも、デュアルSIMの利用ができますが、1つは普通のSIMカード、もう一つはeSIMという選択です。
日本ではあまり普及していませんが、海外では多く使われているサービスです。
SIMカードが届くまで待たなくて良いなどの利点があります。
個人的にはセキュリティ面での若干の不安はありますが、今後は増えていくであろうと思われます。
- 端末にデジタルで登録しますので、スマホを買い替える時には、SIMを再発行しなくてはいけません。(通常のSIMカードなら差し替えればよい)その場合、電話番号が変更になる可能性があります。
- 登録にはWi-Fi環境が必要です。家で携帯以外に通信方法がなければ、Wi-Fi環境のあるカフェやホテル等に行く必要があります。
- 必ずSIMフリーの端末、またはSIMロック解除した端末を利用しなくてはなりません。
SIMってなに??は以下に記載していますのでご参考までに。
メールアドレスの継続
○○○○○@docomo.ne.jp
△△△@ezweb.ne.jp
□□□□□@softbank.ne.jp
いわゆるキャリアメールと言われるものです。
これをどういう形にするのかはわからないのですが、企業側に投げたようで、キャリアを変えても使えるようにとのことです。
筆者の周りでも、キャリアメールは使わず、ほぼLINEで済ませ、メールはHotmailやGメールYahoo!メールなどの無料で使えるメールを使っている人がほとんど。
若い世代はそれが顕著です。
キャリアメールはセキュリティが厳しすぎて、メールが届かなくて困るケースが多発しています。しかも、届かなかったことが、送信者にも受信者にもわからないことがあり、重要なメールを反対にフリーメールで送ることもしばしば。
とまあ、一昔前に欲しかった案件で、現在は意味が薄い印象ですが、一部の人にはありがたいプランのようです。功を奏しますようにお祈り申し上げます。
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果たして乗り換えやすくなるのか?
「どうして乗り換えをすすめたいのか?」
それは、競争が生まれ、料金の引き下げにつながると読んでいるからでしょう。
そもそも
「どうして乗り換えないのか」
ということですが、多くの人は
- 「ただなんとなく面倒なんで」
- 「そのままが安心」
- 「必要性を感じない」
だったりするので、今回のアクションプランでどれだけその気になるかは???
➡高くてもより安全で全てお任せしていれば良いサービスと
➡シンプルで格安なプランに移行
と二つのパターンに分かれるでしょうが、簡単で安いプランにしたければ、既に格安SIMを利用しているのではないかと推察されます。
今まで心を動かされなかったユーザーに乗り換えを促すのは、何かしら決定的なことが必要なので、ここまで話題にして考える機会をもらっているのかもしれません。
長年契約を続けているユーザーより、新規や乗り換えでやってくるユーザーに手厚くした時にも、「それはないんじゃない?」って声が多数上がっていましたが、今いるお客さんを大切にするのも、新しくやってくるお客さんを呼び込みたいのも、商売としてはよ~く理解できますので、どんなサービスをするのかは大変注目です。
これは商売の本質なので、政府が云々言ったところで、無理やりねじれた方法をひねり出すしかなく、その中で、本当に魅力的なプランを打ち出したところに人が集まる、それを見る日が近いことを願うばかりです。
主要国と比較して遜色のないサービス??
実は、国が関与してのアクションプランは携帯電話事業者を振り回しかねないのでは?との心配があります。
主に大手キャリア3社への依頼でしょうから、しわ寄せがサービス低下につながる恐れは大いにあります。
日本独自の携帯電話文化があるので、働き方の違うよその国との比較だけでは結果は出ないでしょう。
確かに、海外旅行に行くと、SIMが安い!!
SIMフリースマホが主流ですし、旅行者用の無料のSIMカード(使う分だけの支払い)もあったりします。
プリペイドタイプも多く存在し、誰でも気軽に使うことができます。
国民のほぼ全員が健康保険に加入している日本人の信用度合いは他国とは違って、本人確認さえできれば携帯電話事業者も安心して分割などの長い契約を交わすことができます。
今まで長期で見ていたことを短期で考える、そんな時代に突入したのですね。
2020年はコロナで、接客業界が180度変わってしまいました。
できれば対面を避け、できることはオンラインを利用する。
店舗に赴く時には予約をし、マスク着用の上、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、少人数でできるだけおしゃべりは控える。
これからは、欧米並みの、休日や勤怠時間で店舗開設の時間は縮小されていくかもしれませんね。
そうなると、より安くなる格安SIMの利用も考えに入れるとよいかもしれません。
対面のサービスが減り、なにもかもがシンプルになれば、格安SIMでも遜色なくなってきます。しかも安い。
大手キャリアに負けないぐらいのサービスで料金格安を一度経験してしまえば、もう元には戻れないかもしれませんよ!
というか、管理人がそうでしたから!
大手キャリアにはな~んにも未練がありません(笑)
今後期待できること
携帯各社の料金が下がると予想はされていますが、現実的に大手キャリア3社が揃って安くなるのはまだまだ先になりそうです。
5Gのエリア拡大にも時間がかかりますし、政府の要請にこたえられる状態にするためには、利益を減らすことだけでは難しく、同じ人件費をかけてはいられませんから店舗縮小なども考えられます。(あくまで私見です)
大手キャリア3社は安心のちょっとお高い携帯電話事業者として残り、サブブランドにて格安プランを次々と打ち出していく可能性が高まります。
docomoにはまだサブブランドは存在しません(近くできるでしょう)が、
auにはUQモバイル
SoftbankにはY!mobile
があります。
他の格安スマホ会社各社も使える回線料の値下げが見込まれており、格安SIMがますます値下げになるかもしれません。
まとめ
乗り換えが簡単になると競争が起こって値下げにつながる?
ここが狙いであり、これが成功しなければアクションプランをおこした意味がなくなってしまうので、一定の評価が認められるまでは、いろいろな作戦が練られることでしょう。
ただ、これには、ある程度の時間が必要だということを心にとめておかなくてはいけないんですね。
ユーザーは、どこを選択するのがいいのかな、と気軽に考えることも、ある会社にしては特別チームが編成されたり、逆に大規模なリストラの可能性もあり、たくさんの人生を大きく変えることになるかもしれないのです。
それが時代の流れでもあるので、eSIM化等、進化していくことは未来を明るくしてくれることでしょう。
だからこそ、政府の介入には関わらず、企業努力をしたところが本当の意味で勝つのですね。
筆者は格安SIMを使用してもう数年が過ぎますが、「携帯料金が高過ぎる」とTVで豪語されていたお姿を拝見し、
「携帯料金を下げたければ格安SIMをまずは使ってみればいいのに(半額以下になるよ!)」
と本気で思ったのでした。
楽して安心な通信事業者を、主にセルフでなんでもしなければできない格安SIM並みに値段を下げろって言うのは、ちょっと違うんじゃないかな?って感じたので。
せっかく格安SIMがこれだけたくさん出ているのに、利用せずに大手キャリア3社の値下げをすれば、格安SIMの立ち位置がわかりません。
なくてはならない存在となったスマホ。
それぞれの企業努力で、それぞれの地位を確立し、ともに利用者に最適な選択ができればそれ以上のことはないな、と思うのでありました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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